天王星ウラコ: 目に見える星のラジオのお時間です。ジュピとウラコでお届けします。

木星ジュピ: 今回もリスナーからお便りが届いております。『ウラコさん、ジュピさん、こんにちは。マルセイユタロットを活用している者です。最近「名前のない13のカード」を引くことが多く、どうなんだろうと思います。「名前のない13のカード」に関して、お二人の見解をお願いします。』

ウラコ: 久しぶりにタロットの質問がやって来ましたね。

ジュピ: そうですね。

ウラコ: ちょうど今、太陽双子座(5/20 2:25 〜 6/21 6:44)の時期なので、1つことに定めるよりも、同時に複数のことにトライするエネルギーを認識しやすいですね。

ジュピ: と、申しますと?

ウラコ: 例えば、アストロヒロのセッションの場合、「対面・電話・オンライン」と複数の方法があるではないですか。セッションを担う人は私のみですが、セッションを受ける人の希望する方法は人それぞれ違うので、一つの方法に絞らず、複数の方法があるのは双子座的なエネルギーを感じますね。

ジュピ: それから、アストロヒロ(= Astro Hiro = 星のヒロ)の場合、相模大野の個人サロンだけではなくて、新百合ケ丘にある占いの館にも対面鑑定に出演していますね。

ウラコ: その一つに絞らないパターンを長年続けているので、出生図には双子座に入っている惑星があるのではないでしょうか。

ジュピ: そうではないかと思います。ちなみに、日本の結婚制度は一夫一妻制ですが、占いの道具は、一つに絞らないほうが見識が広まりますね。

ウラコ: そうですね。惑星の象徴で考えると、結婚制度は土星のエネルギーが強いですが、占いの道具などを活用するときは木星のエネルギーが高まるのでしょうね。

ジュピ: さて本題に行きます! リスナーさんは、「名前のない13のカード」の見解についての質問があります。ウラコさんは、このカードについて、どう見解していますか?

ウラコ: そうですね〜、このカードが何かしらのタロットリーディングで引かれた場合、ご相談者の顔の表情が変わったり、『あぁ〜、良くないんだ〜。』というような言葉をリーディングの話が始まる前に話される方の場面が何度もあり、そういった状況を思い出しますね。

ジュピ: で、「名前のない13のカード」は良くないカードなんですか?

ウラコ: そこなんですよね! 例えば、占星術の場合、スクエアアスペクトが「良い・悪い」と白黒断定できないように、もしくは土星冥王星という惑星が「良い・悪い」と白黒断定できないのと同様に、「名前のない13のカード」も「良い・悪い」と白黒断定できないんですよ。

ジュピ: 占星術の場合、視覚的に土星冥王星の記号を見ても(一般の人は)特に強いインパクトは感じませんが、「名前のない13のカード」を見てください。血がついているような大鎌を振りまわしている骸骨(のような人)と黒い土にはバラバラになった男女の体が転がっているんですよ!!! この絵を見て、『怖い絵のカードだな』と普通は思いますよ。「名前のない13のカード」のような絵を寝室などの部屋に飾りたいでしょうか。 著名の画家さんの作品だとしても、飾りたくないと思う人がほとんどだと思います。

ウラコ: 長年タロットカードに触れているので、「名前のない13のカード」を見ても、怖いという感覚はないですが、初めてタロットカードを購入した頃は、怖い絵だな〜、苦手だな〜と思っていたかも知れません。

ジュピ: 長年触れる、、捉え方も変容されたと思いますが、「名前のない13のカード」のキーワードを述べてもらえますか?

ウラコ: 今ジュピさんが「変容」という言葉を述べましたが、まさしく「名前のない13のカード」は「変容」のテーマに関連します。

ジュピ: 変容ですか、、占星術の場合、冥王星という惑星が「変容」のテーマに関連しますよね。

ウラコ: そうですね。「名前のない13のカード」を見ると、土星冥王星という惑星が思い浮かびます。

ジュピ: タロットには、土星冥王星の記号は描かれていませんよ。冥王星は間接的に醸し出しているかもしれませんが、土星は。。

ウラコ: おっしゃる通り、「名前のない13のカード」には土星冥王星の記号は描かれていませんが、ギリシャ神話に登場するクロノス(土星)は農耕の神であり、鎌を持っています。ある側面で捉えると、この骸骨のような人はクロノス(土星)の象徴であり、「刈り取り」(収穫)しています。

ジュピ: 土星の象徴は「ビジネス」のテーマにも関連しますが、ある側面で捉えると、この骸骨のような人はビジネスマインドを持った人の象徴にも関連するのですね。

ウラコ: そうですね。そこに冥王星も加わって、「土星と冥王星の組合せ」のイメージです。ノエルティル氏(占星家)は職業占星術関連で、この組合せを「コンビナート、重機、もしくは政治」と述べることが多いですが、このビジネスマインドを持った骸骨のような人は、極めて懸命にエネルギーを注ぎ、巨大な収穫を獲得するという側面も持ち合わせています。