2021年01月02日(土) 太陽・山羊座、月・乙女座の時期
【星の運行】
月は乙女座(1/3 10:14 〜 1/5 14:42)の時期です。
太陽は山羊座(12/21 19:03 〜 1/20 5:40)の時期です。
1月5日午前9時53分、山羊座24度19分で水星と冥王星はコンジャクションを形成します。
1月6日午後6時37分、天秤座16度17分で下弦の月を迎えます。
1月7日午前7時25分、牡牛座の火星へ(〜3/4)
天王星ウラコ: 目に見える星のラジオのお時間です。ジュピとウラコでお届けします。
木星ジュピ: 今回もリスナーからお便りが届いております。『ウラコさん、ジュピさん、こんにちは。1月3日から、月は乙女座へ移動しますね。太陽山羊座、月乙女座生まれの有名人のホロスコープ分析をお願いします。』
ウラコ: 1月3日から月は獅子座から乙女座へ移動するので、今回もリスナーさんから質問が届きましたね。ところで、太陽ホニャララ〜、月ホニャララ〜シリーズのブログによって、何か変化がありましたか?
ジュピ: このシリーズによって、村木厚子さん(太陽山羊座、月双子座生まれ)のホロスコープを分析することで、相模大野図書館で村木厚子さんの著書『私は負けない「郵便不正事件」はこうして作られた』を早速借りました。数日前から寝る前に布団に入りながらその本を読んでいますが、人生の勉強になりますね。今まで拘置所に入った経験がなく、また、そういう体験を占いの鑑定の場で話される方と一度もお会いしたことがないです。バーゲニングという言葉が特に、印象に残りました。
ウラコ: バーゲニングですか、、
ジュピ: はい、バーゲニング(bargaining)とは、取引、交渉という意味で、164日間句留されていた村木さんは常に検事と調書によるバーゲニング(交渉)の戦いがありました。言葉のやり取りによる戦い、読みながら「水星と火星によるアスペクト」(村木さんの場合、同じ度数で水星と火星がセクスタイル)も思い浮かびました。
ウラコ: 拘置所に入る経験ではなくても、人生には何かしらの「バーゲニング(交渉)の戦い」はあるでしょうね。おっしゃる通り、人生の勉強になる本だと思います。ところで、太陽山羊座、月乙女座生まれの有名人ですが、三島由紀夫さんはどうでしょうか?
ジュピ: 日本人であれば、三島由紀夫さんの名前を知っている人が多いと思いますので、いいと思います。
ウラコ: 三島さんのホロスコープの場合、半球の強調は西と北側で、太陽山羊座、月乙女座(1室のカスプに近い)、ASCは乙女座、それからノーアスペクト(メジャーアスペクトしていない)の天体は、太陽(12)!、木星(4)!、天王星(6)!、海王星(7)!
ジュピ: 前回のアルバートホフマンさんと同様に、三島由紀夫さんもノーアスペクトの惑星が多いですね。
ウラコ: そうですね。それから、月(11)は土星(5)と冥王星(3)と小三角のアスペクト、水星(1,10)と金星(2,9)はアイランドコンジャンクション、火星(8)と冥王星(3)はスクエア、ノード軸と土星(5)。マイナーアスペクトの場合、太陽(12)と海王星(7)のクインカンクス、金星(2,9)と土星(5)のセミスクエア、木星(4)と海王星(7)にセスキコードレート、MCに金星(2,9)水星(1,10)がクインデチレ。主なミッドポイントは、太陽/月(不18度)=海王星/ノード軸、AP=水星=水星/金星。
ジュピ: 月がASCにコンジャクトしていて、その月は土星と冥王星とソフトアスペクトを形成し、ノード軸と土星がタイトにスクエアのアスペクトを形成していることもあり、子供の頃、女性から(三島さんの場合、祖母の夏子さん)の影響を猛烈に受けていたようです。
ウラコ: でしょうね。ASCとMCの支配星である水星は山羊座0度(AP)で射手座29度の金星とアイランドコンジャンクションし、それらの惑星がMCとクインデチレ。また、出版の象徴にも関連する木星はノーアス。三島さんのホロスコープから職業占星術を分析するのも面白いでしょう。
ジュピ: そうでしょうね。ところで、三島さんの火星は牡羊座16度で、冥王星とスクエアを形成していますね。ウラコさん、どう思います?
ウラコ: 火星と冥王星のアスペクトを持つ男性、それも牡羊座の火星ですよね? マッチョだったり武道や格闘技だったり、男性的なエネルギーが強いイメージがあります。
ジュピ: 火星の年齢域に近づくにつれ、30代から三島さんの場合、ボディビルに目覚めたらしいです。さらにボディビルだけではなく、剣道やボクシングなどに没頭し筋肉隆々の体を手に入れたそうです。
ウラコ: なるほど。三島さんの三重円も見ていきましょう。今回は、1945年(20歳になる年)10月23日、妹・美津子(17歳)さんが腸チフスによって他界した頃ですが、同年6月恋人の邦子さんと結婚するかしないか二の足を踏み、12月頃邦子さんが銀行員の男性と婚約したことを知る時期で、その後、自伝的小説(二作目の長編小説)・仮面の告白が1949年7月5日に出版されました。
ジュピ: 1945年ですか、、8月15日は終戦の日ですね。その時期の三島さんの三重円を見ていきましょう。
ウラコ: トランジット海王星(7)が木星(4)とスクエアし、1945年6月、7月、12月、翌年1月にトランジット天王星がMCとコンジャクトした時期でした。ソーラーアークの場合、太陽=ノード軸、MC=木星(4)でしたので、1945年に三島さんが結婚していてもおかしくない時期でもありました。
ジュピ: そうでしたか。ちなみに、仮面の告白が出版された時期のソーラーアークは、どうでしょうか?
ウラコ: 海王星=ASCがありますね。三島由紀夫さんに関して、他の時期も詳しく分析する未来をイメージできました。