2021年12月02日(木) 太陽・射手座、月・射手座の時期 #火星と天王星の組合せ
【星の運行】
月は射手座(12/3 21:13 〜 12/5 20:31)の時期です。
太陽は射手座(11/22 11:34 〜 12/22 1:02)の時期です。
12月4日午後4時43分、射手座12度22分で新月(皆既日食)を迎えます。
12月8日午前0時16分、柔軟宮20度で水星と海王星はスクエアを形成します。
12月8日午後3時24分、不動宮26度で火星と木星はスクエアを形成します。
天王星ウラコ: 目に見える星のラジオのお時間です。ジュピとウラコでお届けします。
木星ジュピ: 今回もリスナーからお便りが届いております。『ウラコさん、ジュピさん、こんにちは。12月3日から月は蠍座から射手座へ移動し、12月4日は射手座の新月、それも皆既日食ですね〜。射手座の新月生まれの人のホロスコープ分析をお願いします。』
ウラコ: 射手座の日食後生まれのテッド・バンディは、どうでしょうか。
ジュピ: テッド・バンディですか、、ちょっと聞いたことがある名前のような、、どんな人ですか?
ウラコ: そうですね。映画「テッド・バンディ」もあります。このサイトの文章を少し引用します。
テッド・バンディは1970年代を中心に、全米各地で若い女性を猟奇的に殺害、1989年に死刑を執行された連続殺人犯だ。供述では被害者数は30人だが、36人ともそれ以上とも言われている。にもかかわらず、容姿に優れて弁舌さわやか、一見すると好印象だったことから、法学を学んだ経験を駆使して本人弁護で無罪を主張する彼を見ようと法廷に女性ファンが詰めかけ、刑務所にはファンレターが多く寄せられた。無実を信じた女性と獄中結婚もしている。映画『テッド・バンディ』は、ザック・エフロン(32)が演じるそんなバンディを、一時は彼との結婚へと進みかけたシングルマザーのエリザベス・クレプファー(リリー・コリンズ、30)の目線で見つめてゆく。
ジュピ: この動画は、テッド・バンディが死刑になりましたというニュースですね。
ウラコ: そうみたいですね。1989年(43歳になる年)に死刑が執行されたそうです。
ジュピ: 日食後に誕生した人ということもあり、社会的に影響力のある人だったみたいですね。
ウラコ: 映画にもなった人ですから、社会的に影響力のある人であるのは間違いないでしょうね。ホロスコープの特徴を確認します。半球強調は北側と西側、太陽射手座、月射手座(4室の中)、ASC獅子座、蠍座と射手座のステリウム、メジャーアスペクトは、月(12)火星(9)サウスノードと天王星(7)のオポジションに土星R(6)冥王星(4)のソフトアスペクト、水星R(2,11)金星R(3,10)のアイランドコンジャンクション、木星(5)と土星R(6)冥王星(4)のスクエア、小三角:火星-海王星-冥王星土星R、ノーアスペクト(メジャーアスペクトなし)の惑星は、太陽(1)!それからマイナーアスペクトの場合、MCと太陽(1)のクインデチレ、水星R(2,11)金星R(3,10)と海王星(8)のセミスクエア、主なミッドポイントの場合、太陽/月(柔9)=土星/海王星=サウスノード、AP=冥王星/MC
ジュピ: 犯罪者になりやすいホロスコープの特徴ってありますか、と昔ある生徒さんに質問されたことを思い出しました。
ウラコ: 犯罪者になりやすいホロスコープの特徴ってありますか?
ジュピ: これがあるから必ず犯罪者になりやすいという特徴はないですよね。
ウラコ: 確かにそうですが、テッド・バンディの場合、射手座の月と火星は、双子座の天王星とオポジションを形成していますよね? そこのオポジションにはノード軸も強く関わっています。火星と天王星の組合せから、更にそこにノード軸と月も関わり、母親の影響そして女性との関わりによって性犯罪を犯しやすい傾向が提示されている、という解釈はどうでしょうか?
ジュピ: 昔の占星術師だったら、そう発言する方もいるかもしれませんが、「火星と天王星の組合せ」を「強力な攻撃性や性的エネルギー、もしくは行動力」というような解釈だけでは考えられませんよね? 例えば、堀江貴文さん(太陽蠍座、月獅子座生まれ)の場合、火星と天王星はコンジャンクションしているので「火星と天王星の組合せ」を持っていますが、「強力な行動力=行動力が半端ない」はそうかも知れませんが、「強力な攻撃性や性的エネルギー」を持っているとブログに断言することができますか?
ウラコ: それは普通できないですよね。
ジュピ: ですので、テッド・バンディの場合でも、母親の影響そして女性との関わりによって性犯罪を犯しやすい傾向が提示されている、というようなことを断言することはできないのではないでしょうか。さらに、「火星と天王星の組合せ」から、腕のいい外科医の象徴として捉えることも可能ですし、スポーツ選手にも「火星と天王星の組合せ」を持っている人が多いですよね。
ウラコ: そうかも知れませんが、犯罪者のホロスコープなので、なぜ30人(36人)以上の若い女性をレイプしたり殺したりしたのか、気になりませんか?
ジュピ: 一つの理由に、婚外子で生まれたこともあるのではないでしょうか。
ウラコ: テッド・バンディは、婚外子で生まれましたが、婚外子で生まれた人が必ず犯罪を犯すとは限らないです。
ジュピ: おっしゃる通りですが、テッド・バンディのホロスコープは、射手座の太陽はノーアス状態で、12室の中にある4室の支配星である逆行土星は冥王星とコンジャクトしています。子供の頃、きちんと叱りつける人がいなかったからではないでしょうか。
ウラコ: 土星的な「しつけや制限がなかった」ということでしょうか。
ジュピ: そうですね。人間は基本残酷な生き物です。他の命を得て、生きています。人間だけではなく、生き物は基本生きていくために、他の命を得て生きています。ですので、皆「攻撃性や性的エネルギー」を持っています。それが強い人もいれば弱い人もいます。共食いしたりする生き物も存在しますが、人間は基本共喰いしたり原則人を殺したりしません。その理由は、世の中には「社会的なルール」があるからです。土星のエネルギーです。
ウラコ: 世の中に社会的なルールがあるので、凶悪犯罪者が増加したりしないのでしょうね。けれども、なぜテッド・バンディは凶悪犯罪者になったのでしょうか。
ジュピ: どのような思春期を過ごしていたのかが鍵となるでしょうね。[アイランドコンジャクトした逆行水星と逆行金星は、海王星とセミスクエア] その頃から複雑な思考と感性を持った非現実的なファンタジーを持った青年だったのではないでしょうか。その特徴がクリエティブなアーティストの気質にもなる可能性もあったかも知れませんが、そっちの方向ではなく、覚せい剤とかにハマるのと同様に、テッド・バンディは若い女性をレイプしたり殺すことに快楽を覚えてしまったようです。
ウラコ: 刑務所には入りたくないので、そういう快楽や衝動を理解できないという解釈でもいいでしょうか。
ジュピ: いいと思います。それでは次回は、太陽射手座、月山羊座生まれの人のホロスコープを分析しましょう〜♪