2021年12月08日(水) 太陽・射手座、月・魚座の時期 #破壊活動のパフォーマンス
【星の運行】
月は魚座(12/9 23:54 〜 12/12 6:46)の時期です。
太陽は射手座(11/22 11:34 〜 12/22 1:02)の時期です。
12月8日午前0時16分、柔軟宮20度で水星と海王星はスクエアを形成します。
12月8日午後3時24分、不動宮26度で火星と木星はスクエアを形成します。
12月11日午前10時36分、魚座19度13分で上弦の月を迎えます。
12月12日午前2時07分、山羊座25度19分で金星と冥王星はコンジャンクションを形成します。
12月12日午後3時22分、柔軟宮20度で太陽と海王星はスクエアを形成します。
12月13日午後6時54分、火星は射手座へ(〜2022年1月25日)
天王星ウラコ: 目に見える星のラジオのお時間です。ジュピとウラコでお届けします。
木星ジュピ: 今回もリスナーからお便りが届いております。『ウラコさん、ジュピさん、こんにちは。12月9日から月は水瓶座から魚座へ移動しますね〜。太陽射手座、月魚座生まれの人のホロスコープ分析をお願いします。』
ウラコ: キャリー・ネイションは、どうでしょうか。
ジュピ: 前禁酒法時代アメリカの禁酒主義活動家の一人だった人ですか、、いいと思います。ちょっとどんな人だったのか、要約します。
1846年ケンタッキー州で生まれ、父親は農場を所有していたり株売買人で元々は成功していたがキャリーが子供の頃に失敗し、家庭は貧しくなり、それによって母親などは心の病気を持つようになった。子供の頃のキャリーは体が弱く病気がちだった。
キャリー・ネイションは、2度結婚しており、1度目の夫は重度のアルコール中毒者だった。
2度目の夫は19歳年上で、キャリーはホテル経営で成功した。
1889年頃(43歳頃)から、禁酒主義の活動を始め、初めは単なる抗議だったがエスカレートして賛美歌口ずさんでまさかりでバー破壊していった。
ウラコ: ではホロスコープの特徴から。半球強調は西側、太陽射手座、月魚座(9室の中)、ASC蟹座、火星(r10)<>冥王星(5)、メジャーアスペクトは、太陽(2,3)金星(r4,11)と月(1)のスクエア、月(1)と火星(r10)のトライン、金星(r4,11)に海王星(10)土星(7)のスクエア、小三角:水星-土星海王星-冥王星、木星(6)と天王星(8,9)のセクスタイル、それからマイナーアスペクトの場合、金星(r4,11)と木星(6)のクインデチレ、火星(r10)と冥王星(5)のクインデチレ、天王星(8,9)とノースノードのクインデチレ、主なミッドポイントの場合、太陽/月(活19)=木星/海王星、AP=月/ノード軸
ジュピ: その頃の時代には、禁酒運動家が多かったようですが、その中でもキャリー・ネイションが際立っていたようです。
ウラコ: だって、バーテンダーに「おはようさん、魂の壊し屋さん」(“Good morning, destroyer of men’s souls.”)というような当てつけがましい挨拶をして、賛美歌口ずさんでまさかりでバー破壊していったんですよね? 破壊して逮捕の繰り返しによって、彼女の名声も高まったそうです。
ジュピ: バーテンダーとか、アルコール業界の人にとっては、極めてキツイですが、キャリーと同じように、配偶者など家族がアルコール中毒によって痛手を負った人たちにとっては救世主だったんでしょうね。
ウラコ: そのような破壊活動は、タロットカードの大アルカナの場合、「名前のない13」が思い浮かびます。
ジュピ: アルコールによって、元旦那が壊れてしまった、夫婦関係も壊れてしまったから、その怒りによって、刃物を持ってガーッと攻撃するのでしょうか。そういった破壊活動のパフォーマンスに関する占星術象徴は、キャリーの出生図にあるのでしょうか。
ウラコ: 例えば、5室の支配星である蠍座の火星は、(キャリーのホロスコープの場合)もう一つの10室の支配星である牡羊座の冥王星とミューチャル・リセプションし、クインデチレ(165度)のアスペクトを形成しています。火星と冥王星の組合せ、それも火星は5室の支配星「パフォーマンス」に関わるので、キャリーの場合「破壊活動のパフォーマンス」を仕事だったり、社会的看板にしやすい傾向が提示されているという解釈はどうでしょうか。
ジュピ: そのような解釈もありだと思います。それでは次回は、太陽射手座、月牡羊座生まれの人のホロスコープを分析しましょう〜♪