2016年04月17日(日) 「うつ」と心理占星術

 

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天王星ウラコ: おはようございます。目に見える星のラジオのお時間です。 ウラコと、

木星ジュピ: ジュピで、本日もお届けします。今回もリスナーからお便りが届いております。 「ウラコさん、ジュピさん、おはようございます。心理占星術を学んでいるものです。心理占星術が深まる本をお伝えください。」

ウラコ: 心理占星術という言葉、流行っているみたいですね。

ジュピ: インターネットで知った情報になりますが、台湾の占い師さんでも、西洋占星術ではなく心理占星術という言葉を使う占い師さんが増えているみたいですね。

ウラコ: 時代の流れでしょうね。クライエントさんが占い師さんにカウンセラー的な役割をしてほしいという需要がある影響でしょうね。

ジュピ: クライエントさんにとって、「占いとは本音で語り合える場所、包み隠さず自分をさらけ出せる場所」です。やはり、占い師さんに心理学の知識はあったほうが良いでしょうね。

ウラコ: 認知心理学で有名な菊池聡さんの「自分だましの心理学」という本はいかがでしょうか?

ジュピ: その理由は?

ウラコ: 心理占星術の書籍に決まって、水星土星ハードアスペクトを持っている人は「うつ」になりやすい傾向がホロスコープに提示されている。という理由が理解しやすいかと思います。その文面の一部を紹介します。

“そして、この結果から、一定の基準に従って、対象者グループをうつ傾向を持つ人と持たない人に分けます。そして、彼ら・彼女らが、現実的にどのような行動をしたり、どのような考え方をするのかを別途測定する課題をやってもらい、その結果を二つのグループ間で比較して行きます。たとえば、両グループの人々にさまざまな単語や出来事を覚えてもらい、しばらくして思い出してもらうという記憶課題の実験があります。こうした実験の場合、それぞれのグループの人が思い出した記憶の内容を比較してみると、抑うつ群は非抑うつ群に比べてネガティブな事項を数多く思い出す傾向が見られました。これは、抑うつ者の記憶内容がネガティブに歪んでいたという点で、往来の「うつ」のモデルと合致しています。ただし、これは抑うつ者が良いことも悪いことも、現実どおりの正確な比率で思い出していたために現れた結果だったのです。逆に、非抑うつ群は、ネガティブなことを忘れてしまい、ポジティブなことばかり思い出していたのです。つまり、記憶が歪んでいたのは、精神的に健康だとされる人たちの方だったのです。”(「自分だまし」の心理学 菊池聡/著)

ジュピ: 記憶や知能に関する象徴は水星。その水星が、正確さ・現実的・規律などに関する土星ハードアスペクトしていると、記憶力が良いのだが、ネガティブなことも記憶しやすいので、生き辛くなってうつになりやすい傾向があるという理由もありますね。確かに、この本は心理占星術を深めるために勉強になる本だと思います。