2014年10月02日(木) 占星術と科学

 

先日は、数年ぶりにアストロヒロ以外の場所で、占星術の体験レッスンの講師を担当させて頂きました。

御蔭様で受講生が集まり、熱心に聴講する方もいらしゃったので有難いです。

占星術に関する、どの質問も興味深いものばかりでしたが、その中でも特に印象に残った質問は、

「占星術は、科学ですか?」というご質問でした。

実はこの質問、生まれて初めての質問です。

占星術の勉強し始めてから10年。占星術の仕事を始めてから7年半。占星術講座の講師を担当し始めてから5年ばかり。

私の場合、占星術は科学に属する属しない「どちらでもよい」という価値観であり、どちらかというと、占星術という道具を使って「より一層、人々に必要とされる人物になるには、どうすれば良いか」という価値に重点を置いていました。

けれども、今回の質問の背景から、ふと想像しました。

「世間から正式に認められていない学問に対して、情熱を注ぐことはどうだろうか? 占星術は科学じゃないでしょ?」

もしかしたら、世間には占星術に興味はあるけれど、他の学問とは違うから、ちょっとした趣味感覚で勉強する方が多いのかもしれない。それはそれで良いのかもしれないが。。。

占星術と科学の共通点を考えてみると、「measurements」という概念です。

この「measurements」という言葉は、アメリカの占星術家であるノエル・ティル先生の書籍や専用コースの資料に頻繁に出てくる英単語で、日本語訳すると「様々な測定基準」という意味である。

歴史を振り返ると、ニュートンの前には重力が分からなかったので、現代の測定基準とは異なっていたでしょう。そして、アインシュタインまでは相対性物理学の概念がないわけだから、諸々の測定方法が入り乱れていたと思います。現代も、超弦理論やビックバン宇宙理論など、様々なセオリーが出されているけれど、統一的な理論って存在しない。

よって、科学も占星術も、ものごとの「測定基準」はどんどん変化していくものではないでしょうか。

世の中には「矛盾」があると思いますが、これからも努力し続け、より深く知ろうと試みたいです。

 

【お知らせ】

10月15日から、本厚木で占星術講座スタートします。ご興味のある方は、ご連絡お待ちしております。