2020年12月31日(木) 太陽・山羊座、月・獅子座の時期
【星の運行】
月は獅子座(1/1 3:58 〜 1/3 10:14)の時期です。
太陽は山羊座(12/21 19:03 〜 1/20 5:40)の時期です。
12月30日午後7時17分、柔軟宮18度で射手座の金星と魚座の海王星はスクエアを形成します。
1月5日午前9時53分、山羊座24度19分で水星と冥王星はコンジャクションを形成します。
1月6日午後6時37分、天秤座16度17分で下弦の月を迎えます。
天王星ウラコ: 目に見える星のラジオのお時間です。ジュピとウラコでお届けします。
木星ジュピ: 今回もリスナーからお便りが届いております。『ウラコさん、ジュピさん、こんにちは。1月1日から、月は獅子座へ移動しますね。太陽山羊座、月獅子座生まれの有名人のホロスコープ分析をお願いします。』
ウラコ: 太陽山羊座、月獅子座生まれの有名人で役所広司さんが思い浮かんだのですが、実際に生まれた時期と戸籍上の生年月日があり、戸籍上の生年月日は太陽山羊座、月獅子座生まれで、実際に生まれた日は太陽山羊座、月双子座(または牡牛座生まれ)でした。
ジュピ: であれば、役所広司さんは太陽山羊座、月獅子座生まれではないので、今回のブログには別の有名人ホロスコープを分析することになりますね。日本人ではない有名人でもいいですか?
ウラコ: はい、いいと思います。
ジュピ: スイス生まれの化学者である、アルバート・ホフマン博士はどうでしょうか?
ウラコ: すみません、知識不足で。アルバートホフマンさんのこと今初めて知りました。
ジュピ: ちょっとマニアックですから、初めて聞く名前かも知れません。アルバートホフマンさんは、ネットの情報(Wikipedia)によりますと、
LSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)の発明と、マジック・マッシュルーム(幻覚性のあるキノコ)からシロシビン、シロシンを発見したことで知られ、精神薬理学の端緒を開いた。ノーベル賞選考委員(ノーベル賞受賞者を選ぶ側の人物)の1人。
ウラコ: LSDって、覚せい剤と同様に、日本などで禁止されている薬物ですよね? ホフマンさんのホロスコープ分析、興味があります。
ジュピ: はい、では今回ホフマンさんのホロスコープ分析を行いましょう。ホフマンさんのホロスコープは、半球の強調はやや西と南側、太陽山羊座、月獅子座(3室のカスプに近い)、ASCは双子座、それからノーアスペクト(メジャーアスペクトしていない)の天体は、太陽(3)!、月(2)!、冥王星(6)!
ウラコ: ノーアスペクトが多いですね。
ジュピ: そうですね。それから、金星(r5,12)は海王星(11)とオポーズし、それらに火星(r11)がソフトアスペクト。木星(7)は土星(8)とスクエア。天王星(9,10)は海王星(11)とオポジション。マイナーアスペクトの場合、太陽(3)と冥王星(6)はクインカンクス。月(2)と土星(8)はクインカンクス。天王星(9,10)は冥王星(6)とクインデチレ。主なミッドポイントは、太陽/月(活25度)=土星/冥王星、AP=海王星/冥王星。
ウラコ: ホフマンさんのアングル(ASC、MC)を確認しますと、4歳〜6歳頃にどんな出来事が起きたのか気になりますね。
ジュピ: ホフマンさんの4〜6歳頃の情報はネットでは見つからなかったですが、父親が早くに他界され、家族を養うために働きながら勉強し続けたそうです。
ウラコ: 9室の支配星である天王星が海王星(11)とオポジション、それから冥王星(6)とクインデチレのアスペクトをしているので、高等教育で苦労した可能性がホロスコープで提示されていますね。
ジュピ: けれども、大学受験資格を得て20歳でチューリッヒ大学で化学を専攻したそうです。
ウラコ: すごいですね。ところで、ASCに冥王星がコンジャクトしていることについて、どう思いますか?
ジュピ: そうですね。その冥王星はノーアスということもあり、影響力の高さが示唆されます。
ウラコ: 確かに、LSDの発見によって、ヒッピー時代(1960年代後半のアメリカ)ではLSDの使用が流行し、サイケデリック・アートやロックが若者を中心に広がったこともあり、ホフマンさんは極めて影響力のある人ですね。
ウラコ: LSD(幻覚剤)の発見された1943年4月16日のホフマンさんの三重円を確認しましょう〜♪
ジュピ: この時期のホフマンさん(37歳になる年)の三重円を確認すると、トランジット海王星(11)は天秤座0度。その年の前から、ASCの支配星である水星とトランジット海王星はスクエアを形成していました。
ウラコ: 天秤座0度、牡羊座ポイントだったので海王星のテーマ(例:ドラック)が世の中で活性化されやすい年ですね。この時期に、LSDが発見されたのは興味深いです。
ジュピ: それからトランジット冥王星(6)は土星(8)とクインカンクス、トランジット天王星(9,10)は土星(8)とスクエア。ソーラーアークも見ていきます。AP=ノード軸、木星=天王星。
ウラコ: ホフマンさんのホロスコープ分析も勉強になりますね。2021年も地道にホロスコープを分析する時間もつくりましょう〜♪