20170216a

 

【cocoとmicoとchowによる会話、疾病利得 de 心理占星術】

ココ: 昨日のウラコさんとジュピさんによる「目に見える星のラジオ時間」みた?

ミコ: みたよ。占星術に関する内容だから納得する部分もあったけれど、最後の″魚座のエネルギー、 このサイトにご相談された男性が「妻に浮気をされてしまったご自身」と「不倫をしてしまう奥さん」への怒りを手放し、許すエネルギーの変化に向かうと良いと思いました。″のという文章で、(占星術家として)太陽・魚座の象徴を説明したい気持ちは分かるけれど、占いカウンセラーという立場で捉えた場合、自殺未遂するご相談者が、太陽・魚座の時期に向かうからというシンプル過ぎる理由で、そんな簡単に奥さんのことを許すことができないでしょう、と思ったよ。

チャウ: 太陽魚座に移動するからって、手放したり許したりできるのであれば、この男性は精神科に通わないよね(“妻の不倫の事実はショックが大きく、心が壊れてしまい、精神科にも通っていました。”)? ウラコさんとジュピさんは文章が長文になるから、シンプルな意見でまとめたのだと思う。

ココ: そうだと思う。日本時間の場合、2月18日(土)の夜から太陽水瓶座から魚座に移動することもあり、 たまには私たちもネコロジーゲーム心理学 de 占星術研究会」でやらない?

ミコ&チャウ: うん、そうしょう~♪

ココ: で、ウラコさんたちが紹介していたサイトを読みながら、心理学の「疾病利得(Secondary gain)」という言葉を思い出したよ。

チャウ: フロイトのホロスコープをちょっと分析していたブログにミコが説明していたよね?

ミコ: うん。疾病利得(Secondary gain)とは、病気や問題を抱えることで、他人からの注目や同情、愛情を得ることを意味することだよ。  それを否定するのではなく、そういう現象は(まだプロになっていない)精神科医の男性と(女性の)クライアントに起こることもあるよね。

ココ: 男女ともに(特定の人を)守りたい!という欲求は皆多からず少なからずあると思うから、はじめ同情から始まって恋愛に進むケースもあると思うよ。まだプロになっていない、という言葉から、その精神科医はクライエントとの境界線ができていない、つまり心理学の「知性化(intellectualization)」ができていないということだよね?

チャウ:「知性化(intellectualization)」に関して、このブログ内容“心理学の本では、自分の本能や欲求に直面することを避け、知性や観念の世界に逃避する防衛機制である、 というようなことを記述されていることが多い。” と述べているね。自己防衛メカニズムって、必要なの?

ミコ: 必要だと思うよ。自分の本能のままに患者の女性と恋に落ちた精神科医のある男性は、仕事クビになってしまったらしいよ。

ココ: でもさ、男女ともに(特定の人を)守りたい!という本能的な欲求があるのだろうね。

チャウ: 人間は、生まれる前にお母さんの子宮の中で守られている時期があったからだよ。 生まれる前に守られた経験があるからこそ、男女ともに(特定の人を)守りたい!という本能的な欲求があるんだよ。

ミコ: 占星術の知識で考えた場合、その象徴は海王星だね。生まれる前の赤ん坊はお母さんと一体化していたから、まだ自我がない状態。 恋愛もそう、誰かと一体化している感覚があるからこそ、人は恋愛をしたり恋愛に憧れたりするんじゃないかな。 そのサイトのご相談者の男性の奥さんが浮気相手の男性のことを「心の支え」と述べたのもそう。 海王星とは、私たち自身を失う衝動、また分離したエゴの境界線を超越したり溶解させたりする衝動。 世の中に、(海王星の象徴でもある)恋愛映画や恋愛TVドラマが存在するように、人々の心のため息にそれらは「イメージ」を吹き込んでいくから、 ちょっとしたタイミングに、そういう機会があると、不倫だろうが浮気だろうが、人は海王星の象徴を求めて恋愛したりすると思う。

ココ: ちなみに、パートナー、または本人が浮気しやすい時期ってあるの?

チャウ: シンプルに述べると、トランジットの海王星ネイタルの天体アングル、もしくはノード軸とタイトにアスペクトしている時期に、浮気しやすい人が多いよ。